(2006年07月27日)
国内ニッケル:強基調持続の公算大
国内ニッケル相場は、LME相場が今月中旬にかけて連続的に最高値を更新した後、一旦調整安の流れに転じたものの、記録的な在庫低水準、目先的なタイト感を背景として再度戻り気配を示しているだけに、強基調を持続する公算大とみられる。
海外のニッケルを含む銅、亜鉛、アルミといった非鉄主力商品が5月中旬の高値示現後、反動安に見舞われたのに対し、いち早くニッケルが出直り色を際立たせ、7月入り後も投機的な買いの勢いに衰えがみられず、連日にわたり最高値を更新、現物2万9000ドル台、先物2万6000ドル台に到達した。
LME在庫が1万トン台割れ後も漸減を続けるなど品薄感が目立ち、これが買い材料になっているもので、つれてLME現物―先物間の逆ザヤ幅も、一時3000ドルを上回る局面もあった。
市場でも3万ドル相場を予想する向きが出始めたものの、さすがに戻りが早急であったことから、高値警戒感が台頭、一旦調整局面に入った。ただ、この間も在庫が減り続け、年初時水準の15%にしか過ぎない5000トン台にまで落ち込んだことで、再び戻り気配を示すなど底堅さを持続している。
このように海外市況が乱高下しながらも、なお高値圏を維持しているため、国内定期相場も下値が限定的なものになっている。
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