(2006年08月04日)

白金:中東不安が支援要因

東工取の白金相場は、中東情勢の緊迫化による原油・金相場高を支援材料に先限4500円台で堅調。市場は独自要因に乏しいため、引き続き金や原油の動きをにらみながら不安定な値動きが予想されている。

指標のNY白金期近は6月14日の1095・00ドルを下値に反発、同下旬に1200ドル台を回復した後、7月12日に1278・80ドルまで水準を引き上げた。下値から16・8%上昇。地政学的リスクの高まりを背景とした原油、金相場高に追随。

その後、7月5日の北朝鮮ミサイル発射、同11日のインド列車爆破テロ、14日のイスラエル軍のレバノン空爆と政情不安が続いた。このため、白金は1200ドル台の高値圏で底堅く展開している。当面は原油、金相場の動向が焦点。

原油は高値圏の推移が観測されている。イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラとの戦闘を背景とした中東情勢の緊張や、ナイジェリアでシェルが原油輸出の不可抗力条項を発動するなど、産油国地域の情勢不安と供給不安が根強い。

東京市場の先限は、7月24日に4399円まで下落した後、同25日に上値抵抗線とみられた4500円を回復。ただ、相場はレンジ内の値動きとなっており、方向性は依然として定まらない状況。

レンジの上限は4570円、下限は4388円。現在は上限に迫っており、上値を試す展開も予想されているが、新規に買い上がる材料は見当たらない。高値圏でのもみ合い状態にあるが、ポジション調整の展開が続くとの見方が多い。金や為替相場の動向次第で荒い値動きとなる可能性もある。

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