(2006年08月08日)
灯油:7万円台で高値推移
石油製品の灯油は別掲の期先の足取りにみられるように、7月からの相場は7万円台での高値推移、これには需要背景であることの冬季の民生用需要期入りという事情が働いている。
灯油の季節的な需要との関係では1月限が最上ザヤを形成するのが理屈に適う一般的なパターンであり、それが現在は2月限の方が上ザヤであることから、これは理屈に合わないことである。
このように変則的なサヤ関係を呈しているのは、期先である2月限に投機筋ファンドによる買い建てが行われていることにより、それも発会からのものとあって、上ザヤ傾向が定着したものである。
灯油はもともとガソリンよりも取組が少なく、その価格形成もこれにより硬直化しやすい習性があるなかで、ファンドのように大きな売買を行う手筋が介入すると、こうして時には理屈に適わないサヤを形成することになる。
この灯油の期先2限月のサヤはこれにより長期的には是正されて1月限より2月限が下ザヤになりそうで、長期的な限月間のサヤ修正、裁定取引を狙うのであれば、この灯油の期先が狙い目であるようだ。
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