(2006年08月11日)
金:不安定な展開続く
東工取の金相場は、米金利据え置き観測によるドル安や、中東地域の政情不安を背景とした原油高に支援され、先限2400円台で堅調。今後も米景気動向をにらんだドル相場の展開や原油相場の動向などをにらんで不安定な値動きが見込まれている。
指標のNY金期近は7月24日の602・50ドルを下値とした後、同31日に高値651・80ドルと650ドル台に乗せ、今月3日には668・20ドルまで上昇。その後も660ドル前後の高値圏を維持している。
上昇基調を強めたのは、イスラエル軍とレバノン武装組織ヒズボラとの紛争を巡る中東情勢の緊迫化および原油相場の上昇、米第2・四半期国内総生産(GDP)の鈍化や米雇用統計の悪化、米利上げ打ち止め観測などによる。
市場の関心はドル、原油相場の動向に集まっている。ドル金利は今後も据え置くとの見方が広がり、金の支援要因となっている。原油もレバノン情勢の緊張を背景に先高観測を強めている。このため、金は先高の見方が支配的となっている。
東京市場の先限は今月2日に2400円台を回復、レンジが上方修正された。市場は買い方主導の展開となり、目先の上値目標は7月14日の高値2497円とみられている。上昇トレンドの維持を予想する声が多い。
ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録