(2006年08月14日)

コーン:需給報告に注目

東京コーンは、目先の焦点である米農務省発表の需給報告次第だが、今回は実測に基づいた報告だけに、米コーンが平年作を下回るような発表になれば、動意を示し強基調で推移するとみられる。

現地11日の米農務省発表を前に民間業者の生産高予想の発表があったが、FCストーン社が108億8700万ブッシェル(平均単収が151・0ブッシェル)、インフォーマ・エコノミクス社が108億5700万ブッシェル(同150・8ブッシェル)としている。いずれも米農務省が前月の需給予想で採用した平年作単収(149・0ブッシェル)を上回っている。

過去の平均単収の推移を振り返ると史上最高が2004年の160・4ブッシェルだが、同年も8月1日現在の予想は148・9ブッシェルに過ぎなかった。収穫時期にかけての天候がパーフェクトに推移した時にこうした高単収が現実的になるとみられ、現状ではやや期待が先行しているきらいもある。それだけに予断を許さない。

現地11日の発表で平均単収が平年作単収を下回る事態になれば、来年度の需給に対する不透明感の高まりとともに投機人気を刺激する可能性もある。米コーンの生育は今月下旬から完熟が進んで来月上旬から収穫が始まる。この間に気温が急低下すると早霜被害の可能性もあり、ハリケーン被害なども警戒される。

ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録
ブックマークに追加する