(2006年08月16日)

白金:先限4500円で頭重い

 東工取の白金相場は、英国の航空機爆破未遂事件やイスラエルとヒズボラの停戦決議の発効などを嫌気して先限4500円台で頭重く展開している。

 指標のNY白金期近は8月7日に1268・00ドルと7月12日の安値(1191・20ドル)から76・80ドル、6・4%上昇。イスラエル軍とレバノンのシーア派武装組織ヒズボラの戦闘激化で原油供給への懸念が高まり、原油相場の上昇に追随した。

 また、ドル安、金相場高も支援要因となった。7月の米雇用統計で非農業部門就業者数が市場予想を下回り、景気減速懸念が広がった。米当局は8日に利上げ休止を決定したが、再利上げに含みを残し、ドル売りをけん制。白金の上げ幅も限られた。

 11日に英国で航空機爆破テロ未遂事件が発生、原油・金相場が急落。白金も終値1250・50ドルに下落。原油は航空機燃料需要の減少を懸念して軟化。14日には国連安全保障理事会の決議に基づき、イスラエル軍とヒズボラとの停戦が発効し、白金は一時1223・00ドルまで下落した。

 今後の展開について市場筋は「白金は原油とともに景気減速に伴う需要減少見通しが上値圧迫要因となる可能性がある」と指摘するとともに、「修正安となる局面もある」と予想している。

 東京市場の先限7日の高値4575円を抵抗線に頭重い展開となっている。海外市場は方向性を探る状況が予想されている。上値追いも予想されていた中での英国テロ未遂事件で、市場の買い気ムードが後退している。

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