(2006年08月23日)

アラビカ:11月に高値傾向

東京アラビカ市場は9月からブラジルの乾燥、干ばつ懸念を中心とする第2の天候相場に移行する。そこで、上場した98年から05年までの計8年間を9月から12月までの先限つなぎ足で比較してみた。

終値において9月第1営業日と大納会を比較した場合、上伸した年は99年、02年、04年、05年であり、上伸率は50%。上昇率で見てみると04年の145%が最大、最小は98年の84%だった。

9月から12月にかけて年間の最高値を付けた年と月は03年の9月、04年の12月と2回。03年はブラジルの乾燥懸念が囃され、短期間に急騰した経緯がある。また、04年は秋口からの商品市況全体の底上げムードがアラビカ市場でも追い風となった。

ところで、この8年間の月足陽線率で見て見ると、9月と10月は陽線引けが3回、11月は6回、12月は4回となっており、11月は陽線引けの確率が高い。「ブラジルの降霜と乾燥に対する囃し立ては恒例行事として定期的にある」(複数の商社筋)とされ、とくに乾燥懸念に対する思惑は10月から11月に出やすいようだ。近年では産地の移動により降霜に対するリスクは低下する一方、「異常気象の影響から乾燥、干ばつに対するリスクは高まっている」(同商社筋)との見方はここ数年で市場関係者に定着している。

また、11月から12月にかけてはブラジル次年度の大まかな生産高見通しが各機関や当業者から公式、非公式問わず出始めることで、こうした数字が強弱の材料として意識されやすい。

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