(2006年08月24日)
ニッケル:上値余地残しの環境
国内ニッケル相場は、LME相場が歴史的な在庫低水準、現物―先物間の大幅逆ザヤ継続を映し、高値警戒感を底流させながらも最高値を更新する形で騰勢に衰えがみられないため、なお上値余地を残した市場環境にある。
国際非鉄商品は、5月中旬の高値示現後、反動安に見舞われたのに対し、ニッケルが独歩高と出直り色を際立たせている。8月入り後も投機的な買いの勢いに衰えがみられず、連日にわたり最高値を更新、LME当局による市場介入措置にもかかわらず、現物3万4000ドル台、先物2万9000ドル台にまで上伸している。
市場関係者の間では、一方的な相場上昇に対する警戒感が散見されるが、現実にはステンレス向けを中心としたおう盛な需要継続や新たな供給増加要因が見当たらないだけに、押し目を形成しながらも上値を追う公算大とみられる。
このように海外市況が乱高下しながらも、着実に下値を切り上げるパターンを演じていることから、国内定期相場も期近の3000円台突入など当先限が上場来の高値圏に位置しながらも、なお上値余地を残しているとみられる。
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