(2006年08月31日)

国内アルミ:戻り売り基調続く

国内アルミ相場は、LME先物が8月中旬以降の上限である2500ドル台目前まで上伸したものの、戻り一杯から反落に見舞われたことで、改めて上値の重さが確認された感があることに加え、銅、亜鉛も調整局面入りの様相をみせている関係上、戻り売り的な流れが続きそうだ。

LME先物は、5月11日の最高値示現後、買われ過ぎの反動から2400ドル台前半まで下落した。その後、急速なドル安進行を背景として原油、貴金属、非鉄市場など国際商品に再び投機資金が流入、とくに需給タイトの顕著なニッケル、銅が出直り色を強める中で、アルミも2600ドル台をめざす局面もみられた。

ただ、結果的には大台奪回に至らず、逆に8月中旬に2500ドル台割れに見舞われ、以降は2450―2500ドルと極めて限られたレンジでの取引が続いている。独自の支援材料を欠くことで、銅、ニッケルといった僚品相場の動きに左右される展開を強いられているもので、市場でも「既にピークアウトした相場」と受け止める向きが多い。

一方、国内定期市場では、LME先物が2500ドル台回復を達成できなかったことで、期待外れとのムードが広がっており、商い閑散化とともに、再び買い気の後退が目立っている。

相場的には、海外市況がレンジ内で動意薄の状態にあるだけに、逆張りの流れが続く公算大ながら、他メタルの調整安も想定されることから、戻り売りに比重を置いた対応が賢明とみられる。

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