(2006年09月01日)
白金:頭重い展開続く
東工取の白金相場は、米ハリケーンリスクの後退を背景とした原油相場の下落につれ、先限4500円台で頭重い展開を続けている。金や原油の動向次第と観測されている。
指標のNY白金期近は8月7日の1268・00ドルを最近の高値とした後、17日に1250ドルを割り込み、21日に一時1218・60ドルまで下落。その後は1230ドル前後のレンジ取引となっている。
イスラエル軍とレバノンのシーア派武装組織ヒズボラに停戦を求める国連安保理決議が8月14日に発効、停戦が実現。戦火拡大で中東地域からの原油供給が減少するとの懸念が後退したため、WTI原油は74・95ドルに下落、金も640ドルを割り込んだ。
さらに8月下旬には米ハリケーンリスクの後退が嫌気され、原油は70ドル前後に下落、貴金属もつれ安となった。今年初のハリケーンとなった「アーネスト」は28日に熱帯低気圧に勢力を弱め、原油・貴金属などが売り込まれた経緯がある。
東京市場は8月18日にストップ(前日終値比100円)安の4426円まで下落した後、4500円台に回復するなど底堅い展開となっているが、総取組高は10万枚を割り込み、投資人気を後退させている。最近2カ月間は下値4388円、上値4573円のレンジ内の取引となっている。
市場筋は「エネルギーが蓄積された状況となっている。相場は上放れする可能性がある」と指摘、「レンジの上限を突破するようであれば、4600円も視野に入ってくるだろう」と予想している。
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