(2006年09月05日)
ゴム:下値警戒も材料が不足
東京ゴムは期先の足取りにみられるように、本年は春から夏相場に3度にわたって高値をつけたのが特徴的。とりわけ6月の高値は320円台でこれは工業品全般の上昇相場の中でもたらされたもので、これをピークにして両肩が形成されていて、これが天井の形になった。7月の高値は前2回よりは低いもので、310円台、その後はいわゆる右肩下がりで下値を追っている。8月になった後のもみ合いは下値圏でのものであったため、250円が下値ラインという印象もあったが、主要商品の石油に貴金属といずれも下落したことから、これに追随してまた下値に沈んでしまった。
6月の320円台という最高値からは既に20%を超える下落率となっている。
これだけの規模で下落してしまうと、反発に移った際も「戻し」の域を出ないことになり、ゴムが基調的な戻り売りということになると、他の工業品にも影響が及ぶことになる。
国際商品では主力の石油や貴金属が本年前半のような上昇局面にないのはゴムにとってもこれはマイナスであり、市場の投機人気が湧かないのもこのあたりに原因がありそうだ。値ごろ的には下値警戒だが、反騰するには支援材料が不足しているか。
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