(2006年09月12日)
ガソリン:「夏高」後は初秋の底入れ
東京ガソリンは期先の足取りにみられるように、この季節習性というべき「夏高」を鮮明にした後、指標となるNY原油に呼応して下落相場となった。7月に次いで8月と2度にわたって7万円台の高値をつけ、これでピークアウトした観が強くあるいはこれが年間の高値になりそうだ。
7月の際のNY原油はイスラエルによるレバノン空爆、8月は石油メジャーである英系BPの生産トラブルという強材料を突発的に反映したもので、前者で78ドル台、後者で77ドル台という高値であった。いずれの高値も時間外取引で示現されているのが大きな特徴で、これに見合うのが東工取ガソリンの来年1月限と2月限の高値である。
今回はガソリンの上昇相場のピーク時の納会値(8月限)と期先の高値がほぼ一致し、天井の際は期近と期先が同値をつけるという経験則が生かされた。
今後、この高値を上抜くには相当なエネルギーが必要で、たとえばイランによる核開発問題で米国主導による強い経済制裁が行われ、原油の禁輸がこの中に含まれるなどの材料が必要になろう。
ガソリンは値幅的なところで相場分析を行うと、中心限月は既に1万円の下落幅に及んだ。これは転換含みであることが分かりここからは弱気一辺倒というわけいもいかないと判断するべきである。
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