(2006年09月15日)
白金:修正安、先限4400円台
東工取の白金相場は、原油・金相場の下落に圧迫され、先限4400円台で調整局面を迎えている。市場は弱気ムードに傾いており、下値を探る展開を続けそうだ。
指標のNY白金期近は9月6日に実需増を期待した金相場高を背景に1287・90ドルに上昇。その後は原油・金相場の下落に連動して下値を切り下げ、13日には一時1180・00ドルと6月23日以来、約2カ月半ぶりの安値に転落。最近の高値から8・4%下落した。
原油は9月5日に70ドルを割り込んだ後、11日に0PEC(石油輸出国機構)が生産枠の据え置きを決定、12日には米国での夏場のドライブシーズン終了によるガソリン需要の一服や、イランのウラン濃縮活動を巡る交渉が進展するとの見通しを背景に63ドル台に下落。イランの核開発問題で11日に同国がウラン濃縮活動を一時停止するとの報道が伝わり、原油相場を圧迫した。
市場は地合いの悪化を嫌気した売りに弱気ムードに傾いている。市場筋は「宝飾業者など実需筋の買いが増加しないようであれば、失望売りを誘う展開となる可能性がある」と指摘している。
東京市場は9月6日に4734円の一代高値を更新した後、13日にストップ(100円)安の4400円と高値から7・1%(334円)下落、7月21日の安値4388円が視野に入ってきた。市場では高値因果玉の整理売りが圧迫要因となっている。
市場筋は「金・原油相場の下げ止まりが確認されていないことから、白金も値ごろ感の新規買いは期待しづらい。下値余地はまだ残る」(取引員)と指摘している。
終値ベースでは13日に4400円の一代安値を更新。6月の安値から9月の高値の上げ幅に対する半値押し4004円を下回っており、次は3分の2押しの4326円がターゲットとして意識されそうだ。
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