(2006年09月27日)
ゴム:市況対策の成り行き不透明
ゴムは前週に発生したタイのクーデターが結果的には弱材料としての作用を及ぼし、200円台を割り込む下落場面に直面した。期近は190円台に下落するという売られようで、タイ主導による市況対策の一件で買い付いただけ下値を深くすることになった。
タイのクーデターでバンコクには戒厳令が適用され、軍事政権が樹立されたことでインドネシアにマレーシアを加えた3カ国による市況対策を目指した協議の成り行きが不透明になってしまった。
このタイ主導による市況対策に向けた協議自体、農民の支持拡大を意図した多分に政治的なもので、これを先回りして買い付くこと自体、誤りとの見方もある。
ただ、タイのクーデターは当初懸念されたような混乱には至らず、経済活動は通常通り行われている様子で、したがって天然ゴム生産に携わる3カ国の市況下支えがこれで頓挫するわけでもあるまい。
シンガポールゴムRSS3号は6月に280セントの高値をつけ、それが170セント前後まで下落したことが、今回の関係国による国際ゴム連盟の協議呼びかけにつながった。
単に下落相場の値幅だけをみるなら、期先は6月の最高値からは120円というもので、それも短期間であったことから、値幅整理はこれで十分との見方もある。いわゆる3割高下論による波動的な観測法によるもので、相場が順ザヤ化したのは期先に値ごろの買いが入ったことが原因か。
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