(2006年09月28日)

粗糖:内外、3段下げは達成か

内外粗糖市場は大きく下値を下げており、指標となるニューヨーク市場では現地25日に10セントを割り込んだ。

中長期チャートで見ると、04年9月から05年7月までの上値抵抗線9セント半ばを意識する水準まで下落し、上昇トレンドが鮮明となった昨年8月末を起点として約1年1カ月かけて「往って来い」となった。短期チャートでは1月末に試した19・71セントからの3段下げをほぼ達成したことからおおよその下値目標値は達したと見ることもできる。昨年6月末から今年1月末までの上昇期間と、その後の修正局面の日柄もほぼ同時間であることも心理的な下支え要因として機能しそうだ。

一方、ファンダメンタルズ面で見ると、砂糖市場は原油市場の急騰を受け、代替エネルギーとしてのエタノール需要増が買い人気を誘った経緯がある。しかし、エタノール事情が広く宣伝されたことや、原油市場は80ドルを目前に迫った8月8日の高値77・45ドルを境に現在では60ドル前後まで修正されたこともあり、市場ではエタノール需要についての話題が後退。現状では決め手材料に欠ける市場環境となっている。

東京市場を見ると、ニューヨーク市場に追随し、先限は3万1000円台まで下落。現在の値位置は05年10月の高値水準と同水準であり、チャート上ではおおよその3段下げを達成した格好となった。ただ、市場では急落が続いていることでポジション整理が進んでいない状況にある。

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