(2006年09月29日)
白金:弱気ムードが後退
東工取の白金相場は、金相場の上昇に支援され、先限4200円台に持ち直しており、弱気ムードが後退しつつある。ただ、積極的な買い材料に乏しく、「上値の重い展開」(取引員)を予想する向きが多い。
指標のNY白金期近は9月11日に原油相場の下落を嫌気して節目の1200ドルを割り込んだ後、25日には1124・00ドルと6月中旬以来の水準に下落。9月6日の高値(1287・90ドル)から12・7%、163・90ドル幅で下落した。
ただ、市場では売られ過ぎ感を広げており、徐々に下値抵抗を強めている。米景気減速感によるユーロ高・ドル安を背景に金買いの動きを強めており、白金の出直りを見込む向きもある。
東京市場はNY市場の下落を引き継ぎ、9月21日に先限ベースで4135円と一代安値を更新、6月中旬以来の安値圏に転落。9月6日の高値(4734円)と比較して12・7%、599円の急落を演じた。
チャート面では9月6日以降、ほぼ一本調子で下落。「6月15日の安値(4074円)が目先の下値抵抗線となる。同水準を割り込むようであれば、中・長期的に下降トレンドに転換する可能性がある」(取引員)という。
ただ、市場では現物相場の堅調や金の戻りを好感した買い戻しなどに地合いを引き締めている。下落局面では実需サイドの手当て買いや押し目買いなどが見込まれている。原油の下落が一段落すれば、下値を固める展開も予想されている。
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