(2006年10月03日)

ガソリン:「彼岸底」10月前半戻り

石油製品のガソリンは先月25日の安値で底入れ、これが本格的な反騰局面にはならないまでも、戻りが先という相場ではないか。現物需給が軟化しているため、期近の地合いは弱くこの点が課題であるのは確かだが、NY原油との比較や、現物の業転との比較で前述の頃につけた中心限月の5万4000円前後で下値に届いたとみられる。今夏の天井は7月と8月の2度、このいずれもが7万円台の高値であった。原油の国際相場がイスラエルによるレバノン侵攻で78ドル台の最高値をつけたのに呼応したもので、これにより7月の天井に対する8月の2番天井という足取りである。

この7万円台から5万4000円前後まで下落幅は1万6000円におよび、これはNY原油でいえば20ドル強の下落相場を先取りしたのと同じことである。

指標となるNY原油はその下値が60ドルであることが最近の動きで明らかになった。OPECが現段階では静観しているため、強気の支援材料を欠くのは否めないが、これでまた60ドルを下回るなどのことになれば、今度は生産枠の削減を検討するであろう。

ただ、この戻りが一巡した後、OPECに生産枠の削減を促す意味で、もう一度下値に突っ込むことも考えられ、この場合は国内ガソリンもダメを押す下落があるかもしれない。

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