(2006年10月05日)

ニッケル:国内、乱高下も下値限定的

国内ニッケル相場は、LME先物が現物に続き3万ドル台目前まで上伸した後、反落に見舞われているものの、需給タイトの状態に変化がないだけに、高値相場が続く公算大で、下値も限定的なものになりそうだ。

LME相場は8月入りにかけて、投機的な買いの勢いが増し、連日にわたり最高値を更新、現物3万4000ドル台、先物2万9000ドル台にまで上伸した。その後は、さすがに急激な上昇に伴う行き過ぎ感から調整局面の動きに転じた。

しかし、強材料として受け止められていたインコ社ボイジーズベイ鉱山の労組ストが終結したにもかかわらず、相場が大きく崩れなかったことで、投機的な買いが再燃、9月後半には現物が3万ドル台に乗せるとともに、先物も3万ドルをめざす気配をみせるなど調整的な動きにある非鉄商品の中で独歩高の様相を示している。

海外市況が強基調を持続していることから、国内定期相場も乱高下の展開を強いられながらも、価格水準を切り下げている。ファンダメンタルズ面に変化がみられないため、海外市況の大崩れは予想しにくく、高値圏で神経質な動きが見込まれ、国内定期も波乱含みで推移しそうだ。

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