(2006年10月06日)
白金:原油の下落に追随
東工取の白金相場は、原油相場の下落に圧迫され、先限ベースでは3月以来の安値圏となる4000円際まで下落。市場では「原油が下げ止まらないようであれば、地合いの悪化はさけられない」(取引員)と弱気ムードが支配している。
指標のNY白金期近は9月11日に原油相場の下落につれ1200ドルを割り込んだ後、10月4日に安値1079・20ドルと1100ドルを割り込んだ。9月6日の高値(1287・90ドル)に比べ、下げ幅は16・2%、208・70ドルに達した。
原油は9月上旬に70ドルを割った後、同中旬には60ドル前後に反落。米国での夏場のドライブシーズン終了に伴うガソリン需要の減退や、イランの核開発問題を巡って同国と欧米諸国との交渉が進展するとの観測が圧迫要因となった。
また、米国内の石油在庫の増加が続き、マイナス要因となっている。足元の需給緩和感が原油相場の上値圧迫要因となっている。
東京市場の先限は9月6日の高値(4732円)から下落傾向を続け、9月21日に4135円と6月中旬以来の安値圏に下落。さらに10月5日には寄り付き4028円と9月6日の高値から14・9%、704円落ち込んだ。
チャート面では目先の下値抵抗線とされた6月15日の安値(4074円)を割り込んだ。市場筋は「中・長期的に下降トレンドに移行する可能性がある」(取引員)と指摘している。市場では「原油相場の動向がカギ」(同)とみている。
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