(2006年10月13日)

白金:先限4000円割り込む

東工取の白金相場は、原油相場の下落につれ、先限ベースでは3月下旬以来の安値圏となる4000円前後で軟調に展開している。チャート、テクニカル面での先安観が根強く、戻りは売られやすい環境となっている。

指標のNY白金期近は9月11日に1200ドルを割り込んだ後、10月4日に1100ドルを割り、同11日には1065・80ドルまで下落。9月6日の高値(1287・90ドル)と比較して下げ幅は17・2%、222・10ドルとなった。

原油はWTI期近ベースで1バレル=57ドル台まで水準を落とすなど下落傾向を続けている。米国内の石油製品の潤沢な在庫が圧迫要因となっている。石油輸出国機構(OPEC)加盟各国が減産を検討しているが、足並みは必ずしもそろっていないようだ。

また、ドル相場の堅調も圧迫要因となっている。9月米雇用統計では7、8月分の非農業部門雇用者数が上方修正され、米経済に対する強気の見方が広がっている。

東京市場の先限は10月6日に安値3967円と3月24日以来の低水準に下落。9月6日の高値(4732円)から16・2%、765円の下げ幅を演じた。市場では「下値のメドが立たない状況」となっている。

市場筋によると、目先の下値ターゲットは3月10日の安値3830円。次いで2月16日の安値3733円。同水準を割り込むようであれば、3500円までの下落も視野に入っくる。「中長期的に下降トレンドに移る可能性がある」とみている。

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