(2006年10月16日)
国内アルミ:高値警戒圏に入る
国内アルミ相場は、LME先物が北朝鮮の核実験実施に伴う地政学的リスクから国際商品全面高に歩調を合わせる形で再度2600ドルの大台を回復するなど上値に向けて動意づいているものの、さらに一段高をめざすには支援材料不足の感はまぬがれず、高値警戒圏に入った感がある。
LME先物は、9月下旬の2600ドル台乗せも結果的に一過性なものに終わり、その後は2500ドル台でのこう着状態を続けていたが、北朝鮮の核実験に端を発した原油、貴金属反発の流れを受け、再び2600ドルの大台を回復した。
今回の大台回復は、地政学的リスクを背景として投機資金が非鉄市場にも流入する可能性がある点で、9月上旬、同下旬時とは状況異にしている。
ただ、5月の最高値示現によってピークアウトした相場だけに、今回の戻りが本格的な出直りに結び付くか疑問があり、上値も限定的とみられる。地金相場の高値維持から供給サイドの採算が回復、欧米を中心とした生産抑制の動きが後退しているほか、アルミナ相場が軟化しているため、さらに一段高に照準を合わせるには支援不足の感は否めない。
国内定期相場は、LME先物が2600ドル台を回復したことから、これを好感する形で先物が300円台に迫る勢いを示すなど値戻し傾向を鮮明化させている。しかし、海外市況が底堅さを維持しながらも、さらに一段高をめざす形で上値追いに向かうか疑問があるだけに、追随買いは控えたい市場環境にある。
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