(2006年11月02日)

金:先限2300円挟み堅調

東工取の金相場は、米景気減速懸念によるドル安を好感したNY相場高を反映、先限2300円前後で堅調に推移している。

指標のNY期近は10月17日に原油高を好感して600ドルの大台を回復した後、同31日にドル安で一時613・20ドルと9月11日以来、7週間ぶりの高値を演じた。10月4日の安値(563・50ドル)に比べ、上げ幅は8・8%、49・70ドルとなった。

買い材料は米景気指標の低迷、ドル安、原油相場の反発など。第3・四半期の米国内総生産(GDP)速報値によると、成長率は前期比プラス1・6%と2003年第1・四半期以来、約3年ぶりの低水準。事前予想(プラス2・2%)を大幅に下回る内容となった。石油輸出国機構(0PEC)の減産合意も支援要因となった。

NY市場は節目の600ドルを維持したことでテクニカルな取引を中心に荒い値動きとなっている。チャート面では下値がしっかりした三角もちあいから脱しつつある。「地合いは引き締まりの方向にあり、レンジを上放れする」(取引員)との見方が強い。

東京市場は10月24日に2236円に下落した後、同30日に約1週間ぶりに2300円台を回復、同31日には一時2310円まで上昇。直近安値に比べ3・3%、74円の上げ幅を演じた。ただ、総取組高は25万枚割れと減少傾向で、投資人気は一時より後退している。

ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録
ブックマークに追加する