(2006年11月09日)

粗糖:内外、下落トレンドは一巡

内外粗糖市場は決め手材料に欠けることで、レンジ相場を形成している。

指標となるニューヨーク砂糖市場を見ると、10月から下値は約11セント、上値は約12セントがそれぞれ意識されている。10月17日に一時的な急騰から12・65セントを試し、チャート上では直近の上値抵抗線とされる12セント半ばを意識した水準に達したものの、その後は追随買いが入らず、再び12セントを割り込む水準に修正されている。今回の値動きで12セント半ばが上値抵抗線として再認識されたと言えそうだ。

ファンドは昨年9月下旬に15万枚を超える買い越し枚数を記録し、その後は断続的に利食い売りを進めたことからほぼ一貫して買い越し枚数は減少。おおよそ1年後に当たる9月5日には2万1605枚まで整理された。ただ、その後は横ばいから増加傾向を示しており、最新のCFTC建玉報告では10月31日現在で3万3520枚を記録している。チャート上ではこの1年でほぼ「行って来い」となっただけに、ファンドの整理商いも一巡したと言えそうだ。

東京粗糖市場は、ニューヨーク市場に追随し、レンジ内での値動きに終始している。チャート上では2月の高値5万1870円を起点にした下落トレンドはおおよそ3段下げを経て、9月28日の安値3万690円で下げ止まった。ただ、決め手材料に乏しいことで、底入れから反転との見方は早計か。

ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録
ブックマークに追加する