(2006年11月13日)

国内アルミ:押し目買い基調続く

国内アルミ相場は、LME先物が10月末に約5カ月ぶりにトン当たり2800ドルの大台を回復、その後大台を挟んだ攻防の様相をみせながらも、(1)鉛、亜鉛の騰勢継続(2)投機筋による循環物色買いの流れ(3)現物―先物間の再度のサヤ縮小(4)LME在庫の漸減傾向―を支援材料として底堅さを維持しているため、押し目買いの流れが続く公算大とみられる。

LME先物は、北朝鮮の核実験に端を発した原油、貴金属反発の流れを受けて出直り気配に転じ、その後もニッケル、鉛、亜鉛、錫といった白系地金の上昇を支援材料として、10月末には5月以来の2800ドル台に到達した。また、LME現物―先物間が逆ザヤ化したことも、目先のタイト感を助長する要因になった。

アルミの場合、白系地金と比べて在庫が高水準だけに、需給ひっ迫までの状態にないが、出遅れ感からファンドなど投機筋による物色買いの対象になっているもので、押し目を買い直す動きが目立っている。8日のLME相場が急落したものの、翌日一転して切り返したのは、典型的な現象で、投機買いの根強さを反映している。

一方、国内定期相場は、LME先物が2800ドル台を回復するなど戻り歩調を示していることから、これを好感する形でキロ当たり300円台が完全に地相場化するなど大きく価格水準を切り上げている。

相場的には、非鉄全般に海外市況の底堅さが再確認された感があるため、期先中心に一代の高値水準にあるが、なお上値余地を残しているとみられる。

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