(2006年11月20日)
国内ニッケル:上げ一巡で弱含み
国内ニッケル相場は、LME先物が10月後半にかけてトン当たり3万2000ドル乗せと史上最高値を更新したものの、その後亜鉛、鉛といった白系地金の騰勢一服を始めメタル全般のセンチメント悪化の影響を受け、高値修正の流れに移行しているだけに、戻りも限定的な状況になっている。
LME相場は、銅、アルミといった非鉄主力商品が5月にピークアウトしたのに対し、その後も独歩高の様相を強め、10月には現物3万4000ドル台、先物3万2000ドル台とドル建て移行後の最高値に到達した。
LME在庫が歴史的な低水準にまで落ち込み、需給ひっ迫状態が続いていることが、相場を押し上げる要因になった。
ただ、高値示現後、非鉄相場を牽引していた亜鉛、鉛といった白系地金が戻り一杯から高値修正に転じたことで、銅、アルミ同様にニッケルも高値出尽くし気配にある。需給タイトを背景として非鉄市場に流入していた投機資金が流出する兆しをみせているもので、LME先物も3万ドルの大台を割り込んだ。
一方、国内定期相場は、取組規模の薄さを反映して玉の出方次第で乱高下の展開を強いられながらも、買いもの薄から徐々に価格水準を切り下げている。海外市況がピークアウトした感があるため、買い気が後退しているもので、相場的には今月上旬の高値で上げ一巡、今後弱含みで推移する公算大とみられる。
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