(2006年11月28日)

国内アルミ:往来相場の公算大

国内アルミ相場は、LME先物が前週末、再度トン当たり2700ドル台を回復したことから、市場全般に突っ込み警戒感が台頭している。しかし、海外反発が主に為替のドル安進行に起因したもので、国内定期にとって円高ドル安は逆に弱材料として作用するだけに、全面的に強気するまでの状況になく、目先往来相場を続ける公算大とみられる。

LME先物は、ニッケル、鉛、亜鉛、錫といった白系地金の上昇を支援材料として、10月末には5月以来の2800ドル台に到達したが、その後は戻り一杯から一時的に2600ドル台を割り込むなど調整局面の動きに終始していた。

ただ、前週後半にかけて欧州中央銀行の利上げ継続観測を背景として急速にドル安が進行、金先物が急伸、これに非鉄商品が追随する形でスパイラル的に反転気配を示している。ニッケルが再度史上最高値を更新しているもので、アルミも前週末LME先物が今月15日以来の2700ドル台を回復した。

一方、海外市況の戻り一杯、下値模索の流れを反映し、先限がトン当たり300円の大台を割り込むなど高値修正気配にあった国内定期市場でも、LME先物の大台回復とともに突っ込み警戒感が台頭している。

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