(2006年12月01日)
金:650ドル意識する展開
東工取の金相場は、米景気減速懸念によるドル安や原油高に支援された海外相場高を反映し、先限はグラム当たり2400円付近で底堅く展開している。
指標のNY金期近は11月22日に高値ベースでトロイオンス当たり630ドルを超えた後、同27日に640ドル台に乗せ、同28日には641・90ドルと9月7日以来、2カ月半ぶりの高値をつけた。11月17日の安値(614・50ドル)に比べ4・5%高。
市場はドル安、原油高で徐々に上値を切り上げている。予想を下回る米景気指標が相次ぎ、景気減速感が広がっている。また、他通貨との利回り格差の縮小もドルの圧迫材料となっている。市場はドル安で650ドル超えを意識しつつある。
ドルは11月27日に対ユーロで1年8カ月ぶりの安値圏に下落した。アジア、中東、欧州の中銀関係者は外貨準備の多様化を強調している。ドルからユーロなどへの資金移動を図っており、ドルの圧迫要因となっている。
東京市場の先限は11月10日に高値2430円と節目の2400円を上回り、8月10日以来、3カ月ぶりの高値をつけた。10月30日の安値(2283円)から6・4%、147円上昇。その後も2400円付近の高値圏を維持している。
市場では「ドル安が続くようであれば、金は底堅い展開をたどる」との見方が多い。
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