(2006年12月11日)
ガソリン:期先の基本は押し目買い
石油製品のガソリンは、指標となるNY原油が戻り歩調を呈したのに追随して期先が6万2000円台後半まで買い上げられた。今回の反騰局面の起点になったのが先月下旬の安値で、これを起点にして測るとこの間の上昇幅はキロリットル当たり4000円となる。
指標となるNY原油はこの間、中心限月の07年1月限が58ドル相当から63ドル台までおよそ5ドル上昇していることから、これは今回のガソリンの上昇幅と見合うものである。
したがって今後の国内ガソリンは、このNY原油と動きを同じくする可能性が高く、現物実勢とあまり関係がない期先はことさらそうしたパターンで推移することが見込まれる。
NY原油の見通しはどうか。
総じてファンダメンタルズは決して良好とはいえず、これは石油輸出国機構(OPEC)が今度の臨時総会で追加減産を協議する理由に挙げていることが示すことである。
この12月のOPEC総会は歴史的に「予防減産」を決めることが多いことから、このOPEC関係の材料は強気に解釈できるものといえよう。
国内はガソリンの現物実勢が改善される方向にあることから、今後はむしろ期近が底堅くなる可能性が高い。買い方不在の取組関係は気掛かりだが、基本は押し目買い。
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