(2006年12月13日)
金:調整局面入りの展開
東工取の金相場は、円高や支援材料不足を背景とした海外相場安に圧迫され、先限ベースでグラム当たり2300円台と調整局面を強めている。
指標のNY金期近は12月1日にドル安、原油高を背景にトロイオンス当たり655・50ドルと8月中旬以来の高値まで上昇した後、高値警戒感や白金相場の急落などを背景に630ドル前後に反落。11日には一時627・30ドルと高値から水準を4・3%切り下げた。
NY白金は11月21日にETF(上場投資信託)設定のウワサを背景に1289・00ドルに急騰した後、流通量が金や銀に比べて限定的なため、上場実現に懐疑的な見方が広がり反落。12月7日に1100・00ドルと約1カ月ぶりの安値をつけた。高値から13・0%急落。
ただ、市場では米経済の先行き不透明感、ドル安懸念などから中長期的には金の上昇トレンドを予測する向きが多い。
東京市場の先限は12月1日に2437円と3カ月ぶりの高値圏に上昇した後、NY相場の下落と円高を嫌気した売りに反落。7日には一時2344円と心理的な節目とみられた2350円を割り込み、弱気ムードを一段と広げた。
当面は下値を探る展開が予想されている。
ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録