(2006年12月15日)
灯油:暖冬傾向で穏健推移
石油製品の灯油は民生用需要のそれも最盛期を迎えているのだが、本年はとりわけ東日本が暖冬傾向で、これは来年1月以降も続くとみられることで、この面から相場が突き上げられるという情勢ではない。この表われが灯油期近であり、本来なら期近の限月間にそれぞれサヤが形成されるのだが、本年はそうした傾向が希薄である。
最近でこそこの流通在庫は減少傾向であるものの、今シーズンを迎えるに当たっての必要在庫とされた500万キロリットルを本年は早い段階で確保していた経緯がある。
春以降の輸出の不振などで国内における在庫の積み上げがなされたもので、このような灯油在庫の積み上げをみて元売りなどが生産調整を行ったのであろうか、最近は在庫が減少する傾向である。
ただ、店頭での現物商戦は決して好調とはいえず、折からの東日本の暖冬傾向もあって末端価格はジリ安傾向にある。原油価格が今夏の高値からは下落したことの影響もある。
灯油が季節商品であることの代表例であり、本年もそうした懸念がついて回るものの、暖冬傾向はどうやら世界的なものであるようだ。
この場合は店頭、先物市場ともに穏健な相場推移にとどまることを物語る。
ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録