(2006年12月26日)

国内ニッケル:堅調維持の公算大

国内ニッケル相場は、LME先物がトン当たり3万4000ドル台の最高値更新後、他メタルと歩調を合わせる形で調整局面入りの動きを示しているものの、早急な需給増要因が見当たらないことから需給タイトの状態に変化はなく、下値も限定的とみられるため、堅調地合いを維持しそうだ。

LME相場は、12月入り後もファンドを中心とした買い意欲がおう盛で、5日には先物ベースで3万4000ドル台に突入するとともに、ドル建て移行後の最高値を更新した。亜鉛、鉛といった白系地金と連動する形で上値追い気配を維持したもので、現物も3万5000ドル台に乗せた。

ステンレス向けを中心とした需要好調が続く一方で、早急な供給増を導くプロジェクトが見当たらないことに伴う需給ひっ迫見通しが相場を押し上げる要因になったもの。

ただ、高値更新後は他メタル同様に、高値修正から調整局面に入った感がある。

相場的にも、高値から2000ドル近く下落したが、ニッケル、亜鉛に関しては中長期的な品薄継続の状況にあるだけに、調整一巡後は再び買い直される可能性大との見方が一般的である。

一方、国内定期相場は、市場全般に売り控えムードが支配しているため、着実に価格水準を切り上げている。

目先的には、海外市況が調整局面入りながら、需給タイトといったファンメンタルズを支援材料として強基調を維持する公算大だけに、国内定期相場も押し目は買い直されそうだ。

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