(2007年01月12日)
金:先限2300円台で軟調
東工取の金相場は、ドル高、原油安に圧迫されたNY相場の軟調を引き継いで先限ベースでグラム当たり2300円台後半で頭重く推移している。
指標のNY金期近は今月5日に米雇用統計を受けたドル高を嫌気して終値ベースでトロイオンス当たり606・90ドルと昨年10月31日以来、約2カ月ぶりの安値を更新。一時は603・00ドルと12月1日の高値(655・50ドル)から8・0%下落。その後、押し目買いに610ドル前後で推移。
ドル高は最近の米経済指標の堅調を受けたもの。10日発表の昨年11月の米貿易赤字は前月比1・0%減の約582億ドルと3カ月連続で縮小。このため、連邦準備理事会(FRB)が利下げする可能性は低下したとの見方が広がり、ドル買いを支援している。
また、原油相場が下落傾向にあることも金の圧迫要因となっている。
金は心理的な節目となる600ドルの大台を維持できるかが目先の焦点。
東京市場は今月5日に先限ベースで節目の2400円を割り込み、9日には安値2355円と昨年12月29日の高値(2450円)に比べて3・9%、95円下落。
市場は「積極的な仕掛けが見送られ、模様眺めムードが強い」という。円安が支援要因だが、NY市場がドル高に圧迫されて軟調なため、上値の重い展開が見込まれている。下値を探る展開が続きそうだ。
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