(2007年01月15日)

コーン:年明けから乱高下演じる

東京市場のコーン相場は、年明けから波乱の展開で、乱高下を演じている。目先の大きな注目材料の1つは、現地12日に米農務省が発表する需給報告だが、同発表前後にもう一波乱起こりそうだ。シカゴのインデックス・ファンドの動向も注視する必要があるとみられる。当面は乱高下するなど不安定な値動きは続きそうだ。

シカゴ・コーンは、年初の取引から急落を演じ、期近ベースで一時節目とみられる350セントを割りそうな勢いを見せた。これを映し国内も値を大きく下げる動きとなり、市場からは「昨年まで大幅に上昇した咎めがここにきて起きているのではないか」(大手取引員)との見方も出ていた。

しかし、11日の東京市場は、急落地合いから一転、反騰相場となった。これは、一時1ドル=119円台後半と為替の円安が進行したことも好感されたとみられる。なお、12日はさらに円安が進行して120円台に突入している。

一方、現地10日のシカゴ市場は、下げ過ぎ感を背景としたテクニカル要因から3営業日ぶりに反発。シカゴでは、年初の取引開始からファンド筋の活発な手仕舞い売りが見られていたが、これが一巡したのではないかとの声も市場から聞かれた。

なお、12日の需給報告では、米コーンの期末在庫は前月予想から下向き修正されるとの予想が出ている。実際に下方修正の発表が出れば、需給タイトによる危機感から内外市場は一段と強気に傾くとみられる。

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