(2007年01月22日)

灯油:現物商戦不振で軟調

石油製品の灯油は一方のガソリンともども指標となるNY原油が年初から急落続きとあって、真冬の需要最盛期でありながら期近も大幅に水準を下げた。

国内の現物事情は二の次という相場展開であったわけで、この現物事情に目を向けた場合は灯油は昨年のシーズン当初からとにかく在庫水準が高く、この影響を受けた。需要最盛期に入ってから灯油の流通在庫が減少し、この点はより評価されて良いのだか、本年は暖冬傾向でそれも世界的であることが影響して投機的な人気は盛り上がらないし、在庫の減少テンポが鈍いとの評価である。

指標になるNY原油は米北東部にとどまらない今年の世界的な暖冬が、ファンドに投機的な売りを仕掛けさせる口実を与えた。年初からこれらファンドがショートを仕掛けたことから、NY原油は急落に次ぐ急落をしたことになる。世界的な暖冬傾向は今後も続くとみられることから、石油製品に対するファンドの売り攻勢はなお続く可能性がある。

灯油の動きは国内現物事情が後回しで、一方のガソリンともどもNY原油を指標にした相場展開であることに特徴がある。この傾向はしばらく続くのであろうか。

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