(2007年01月26日)
ゴム:昨秋の安値から100円高
ゴムは工業品の中では最も地合いが強く、昨年11月の安値を起点にした上昇幅は期先でグラム当たり100円に達した。とくに今週後半は石油や貴金属がいずれも上昇したことで、買い方が煽って出た形跡もあり、このところ日中に出来高も弾みやすく、日計り商いでは石油や貴金属をしのぐものがある。
別掲の期先の足取りにみられるように、昨年秋からの上昇はほとんど押し目なしで、一本調子であることがゴムの特徴であった。
取組に占めるゴムの当業者関連の建玉の比率が小さいことから、一般投資家や取引員による自己売買の影響を受けやすく、本来のゴムの需給関係や、現物実勢が反映され難い。
これにより実勢相場よりも絶えず上値で推移しやすいことがあり、東京市場が産地よりも割り高で推移するパターンが定着している。
今回の上昇相場ではファンダメンタルズに関係したところの支援材料が薄く、現在のところマレーシアで大雨、洪水被害が出、これはインドネシアにも及んでいることがあるにとどまっている。石油や貴金属の上昇よりは先行した経緯があることから、期先の上昇幅が100円を超えたところでは新たな支援材料も必要であろう。
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