(2007年01月29日)

国内ニッケル:強基調持続の公算大

国内ニッケル相場は、LME相場が乱高下を繰り返しながらも、需給タイトを背景として底上げ気配を強め、史上最高値を連続的に更新するなど騰勢を持続している関係上、引き続き強基調を持続する公算大とみられる。

年明け直後のLME相場は、銅を始めとした非鉄商品全般に調整局面入りから大きく反動安の流れに転じたことで、ニッケルも投機資金の流出もあってLME先物がトン当たり3万ドル近いに水準にまで大幅下落した。

ただ、ニッケルの場合、新規に供給増を招くようなプロジェクトが見当たらないため、需給タイトの状態が続く見込みで、その後買い直す動きが表面化するなど切り返しに転じた。相場の高値にもかかわらず、欧州を中心としたステンレス向け需要が好調を続けていることも、再び投機買いを誘う要因になった。

一方、国内定期相場は、年明け直後のLME相場暴落によって大きく価格水準を切り下げたものの、その後現物が4万ドル台目前に迫るなど連続的な最高値更新を受け、極端に売りもの薄に陥り、上場来の高値であるキロ当たり4000円相場に突入している。

目先的には、海外市況がやや乱調気味ながら、需給タイトを背景にして騰勢に衰えがみられないだけに、国内定期相場も強基調を持続するとみられる。

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