(2007年01月30日)
白金:需給引き締まり先高
東工取の白金相場は、海外相場高や円安を好感、先限はグラム当たり4500円台を中心に強基調で推移。需給引き締まりを背景に先高観測を強めている。
指標のNY白金は昨年12月18日に原油・金相場に期近ベースでトロイオンス当たり1096・00ドルまで下落した後、今月9日に原油・金相場高を背景に1100ドル台後半に切り返した。25日には一時1190・10ドルと12月の安値から8・6%、94・10ドル上昇。
原油は18日に週間石油在庫統計の増加を受けて一時バレル当たり50ドル割れと1年8カ月ぶりの安値をつけたが、22日に米政府が戦略石油備蓄を積み増す計画を発表したことから55ドルの節目水準を突破。金、白金など貴金属相場も石油に追随してそれぞれ上昇基調を強めた。
また、ブッシュ米大統領が23日の一般教書で示した代替燃料の利用拡大により、米国内のディーゼル車の需要拡大が見込まれ、排ガス用触媒に利用される白金の需要が増加するとの観測を広げた。
東京市場は24日NY高と円安を背景に先限ベースで一時4556円と一代(取引期間中)の高値を更新。昨年11月21日の戻り高値(4547円)を上回り、同12月20日の安値(4181円)に比べ9・0%、375円幅で水準を切り上げた。
テクニカル面をみると、相対力指数は19日以降、60ポイント後半と買われ過ぎ感を強めている。ただ、当先の逆ザヤ傾向が拡大していることや、安値圏で売り込んだ弱気筋の玉整理が進んでいないため、強基調の展開が予想されている。
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