(2007年02月01日)

灯油:独自の上昇は困難か

石油製品の灯油は別掲の期先の足取りにみられる通り先月中旬につけた安値をボトムにした反騰相場だったが、

指標となるNY原油の戻りが一巡したことで一時は上値づかえになった。ケイ線の形から年初に急落した際にマドが開き、これを埋めにかかったのが最近の特徴であった。

期先は現物実勢の動向とは別の動きをすることから、一方のガソリン同様にNY原油次第の相場である。

国内製品としてガソリン、灯油の期先にマドが開いたということは指標となるNY原油にやはりマドが開いたということであり、国内製品相場が独自にこれを埋めるのは難しいとみられる。

このNY原油が年初の急落の際に開いたマドを完全に埋めるには、バレル当たり60ドルに達することが必要になる。これには産油国を巡る地政学的リスクを含めて、何か新しい材料が必要であり、また石油輸出国機構(OPEC)が追加分を含めてすでに決定した減産計画を順守することも必要になる。

灯油の期先が5万5000円台に到達するには、NY原油が前述の水準まで値を上げることが必要であろう。ボトム圏からは浮上したが、高値警戒人気が働く水準まで到達したことで、強気の支援材料待ちともいえよう。

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