(2007年02月16日)
金:為替、金利動向に神経質
金は、海外相場高を円高で打ち消され、7営業日ぶりに反落。現地14日のNY金期近はバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受けたドル安を材料にに期近終値ベースでトロイオンス当たり670ドル台を回復。市場ではテクニカル面で高値警戒感を強めているものの、米経済鈍化の懸念やユーロ金利の上昇期待などから先高観も根強い。市場では「700ドルの節目を突破する可能性がある」との見方を広げている。
現地14日のNY金先物市場はドル安を受けたファンド筋の買いに続伸。中心4月限の終値は前日比3・50ドル高の672・00ドル。取引レンジは668・00―676・60ドル。
期近はドル安や現物相場高を背景に時間外取引で前日の高値(673・90ドル)を上回った後、原油安に上げ幅を縮小。
ドルは対ユーロで6週間ぶりの安値に下落。バーナンキ議長が議会証言で、経済が緩やかなペースで拡大する中、インフレ圧力が緩和していると発言したことで、年内に利下げが実施されるとの観測を強めた。
ユーロはユーロ圏の経済成長の堅調や欧州中央銀行(ECB)による3月利上げ観測に支援されて堅調。一方、ドルはバーナンキ議長の議会証言の前から売りが先行。1月米小売売上高が予想に達しなかったことも、米経済成長に対する懸念を強めている。
金市場では上値抵抗線とみられた676ドルを抜けたことにより、強気の見方が増えている。市場筋は「売り材料が見当たらない。目先は680ドルが上値目標になる」(取引員)と指摘。
市場では「680ドルを超えるようであれば700ドル、720ドルと上値を切り上げる可能性がある」(同)と観測されている。
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