(2007年02月20日)
灯油:期先はガソリンに追随
石油製品の灯油は今季の現物商戦が結局不発のままシーズンを終わることになる。3月になっても東日本ではまだ寒の戻りという低温に見舞われることもあるし、北日本はもちろん需要期であるから、期近が大きく下押すということにもなるまい。
それにしても今季の灯油の民生用現物商戦は全国的な暖冬でみるべきものがなかった。
昨年の厳冬による灯油の爆発的な需要増と価格高騰の教訓から、元売りは今季は早目に在庫の積み増しを行った経緯がある。
ここで流通段階の在庫は毎週減少してはいるが、一部の元売りが油種の似るジェット燃料に振り替えて海外に輸出するなどの在庫対策をとった結果であった。ここまでくれば灯油からガソリンに現物商戦の関心が向くのは確実で、来月にはガソリンが上ザヤということになろう。
別掲の期先の足取りはガソリン同様のもので、キロリットル当たり5万6000円台では戻りいっぱいになった。ガソリンともども指標となるNY原油がバレル当たり60ドルでやはり戻りが一巡したことに追随したもので、線形からするとすでに底入れしていることに変わりはないとみられる。
したがってこの間の反騰幅の半値押しあたりで再び上向き、ガソリンが春高に動くとこれには追随するであろう。
ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録