(2007年02月21日)
ニッケル:国内、強基調持続の公算大
国内ニッケル相場は、LME相場が記録的な在庫低水準で反映された需給ひっ迫を背景として再度史上最高値を更新するなど騰勢に衰えがみられないため、引き続き強基調を維持する公算大とみられる。
1月末を労働協約期限切れとしたエクストラータ・サドベリー鉱山における労使交渉は、最終的に暫定合意、その後の新労働協約承認によってストは回避された。このため、スト突入を想定した強気筋も玉整理に動いたため、2月入り直後にかけてのLME相場は、先物ベースでトン当たり3万4000ドル台へと修正安の流れを示した。
ただ、LME在庫は漸減を続け、5日現在で3000トン台を割り込むなど記録的な低水準に陥っている。
一方で、新規のプロジェクト立ち上げが見当たらない中、相場騰勢にもかかわらず、欧州を中心としたステンレス向け需要が好調を続けていることも、相場水準を押し上げる要因になっている。
国内定期相場は、LME相場が調整安後、需給ひっ迫を背景として最高値を更新するなど騰勢を維持している関係上、前週後半にかけて連日にわたりストップ高を示現した。
目先的には、LME相場が最高値水準を維持しながらも、早急に大崩れへ向かう可能性が薄いだけに、国内定期相場も強基調を持続する公算大とみられる。
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