(2007年03月08日)

灯油:期先から来期の需要期に

石油製品の灯油は別系の期先の足取りにみられるように、2月下旬にキロリットル当たり5万9000円台の高値を付けてそれまでの戻り高値を更新した。

その後に世界同時株安の余波で灯油も急落し、この高値で目先は反騰相場が一巡したような流れになった。

一方のガソリンに比較すると、灯油は現在の期先が来季の民生用需要期であることが大きな特徴というべきもので、これが人気料となって期先の上ザヤに連動したものだ。

商品にも大きな影響をもたらした株安の連鎖は、それでも石油市場にはあまり影響を与えずに織り込み終わるような動きである。

期先の指標がNY原油であるのはいうまでもないことで、ガソリンよりも取組高が小さいことからすると、その値動きは今後も硬直的なものになろう。

単純な期先の足取りは日足で1月中旬をボトムにした上昇波動であり、NY原油がバレル当たり60ドル台を続伸すると期先は6万円台となる。現在の期先9月限は元売りらが来季の現物商戦を見越して在庫投資を開始する時期に当たり、この限月を起点にして次第に上ザヤ傾向を強めるのが灯油の特徴である。

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