(2007年03月09日)
国内アルミ:上値に重い展開続く
国内アルミ相場は、2月後半にかけてLME先物が再度トン当たり2800ドル台を回復したものの、その後上海に端を発した世界同時株安の影響を受けて一時2700ドル台割れと大きく値を崩しており、目先的にも独自の支援材料を欠く中、(1)現物―先物間の逆ザヤ縮小(2)LME在庫の漸増(3)アルミナ市況の軟調―と弱材料が目立つだけに、上値に重い展開が予想される。
LME先物は2月後半、僚品の銅、ニッケル、錫など他メタルが反転気配を示したことで、再度2800ドルの大台を回復、昨年12月中旬の戻り高値(2866ドル=LME先物引け値)をクリアするなど出直り気配を強めている。金、銀といった貴金属市場に再び投機資金が流入する兆しをみせていることも非鉄市場にとって追い風になっているようだ。
このような流れも上海市場での株価急落に伴う世界同時株価下落で一気に値を消す結果になった。
現状は株価の落ち着きとともに、2700ドルを挟んだ攻防と様子見の状態にあるが、独自の支援材料を欠くため、戻り鈍さが目立っている。先物にとって下支え要因であった現物―先物間の逆ザヤが解消の方向に向かっているほか、LME在庫が2年半ぶりの80万トン台に乗せるなど高水準に達していることが響いているもので、むしろ下値のリスクを抱えているとみられる。
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