(2007年03月13日)

ガソリン:下値調で後の「春高」

ガソリンは期先の足取りにみられるように、指標となるNY原油がバレル当たり60ドルを中心にした上下2ドルのレンジで推移しているのを受け、キロリットル当たり6万円を出没した後、週明けは下落している。

今月に入り世界連鎖株安の余波でNY原油など商品相場が全面安になる場面もあり、国内ガソリンもこの渦中に入り6万円台を割り込んだ。しかし、石油市場は内外で景気変動にはあまり影響を受けないことが経験則を通じて市場では理解されているのか、貴金属ほどは株安の影響を受けることはなかった。

前週後半にはファンドとみられる商社系取引員の買いに急騰して期先が6万円台を回復したが、週末のNY原油が今度は大幅に続落したため、また台割れと方向性を欠いている。

そうした中でも底堅く推移しているのが期近である。限月としては4月の受け渡しであることから、春の行楽需要を見据えた相場展開で、これにこの時期特有の現象として元売り・精製施設の定期修理による供給減が大きなファクターとして作用している。いずれも下値を支える要因であることから、3月限納会との価格差が大きいところでもこの下値は浅いとみられる。

問題は期先の6万円中心の上下2000円の動きの現状をどう読み、今後を予測するかである。いわゆる三角もみ合いであり、この行方はNY原油にかかる。

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