(2007年03月15日)
国内ニッケル:強基調持続の公算大
国内ニッケル相場は、LME相場がトン当たり4万ドル台突入後も歴史的な在庫低水準で反映された需給ひっ迫を背景として連続的に最高値を更新するなど騰勢に衰えがみられないため、引き続き強基調を維持する公算大とみられる。
LME先物は、未知の価格帯である4万ドル台突入後も連続的に最高値を更新するなど騰勢に衰えがみられない。銅、アルミなど他メタルが世界的な同時株安の影響を受け、総じて上げ一服から反落に転じた局面でも、影響は軽微にとどまり、その後もLME在庫が3000トン台と一日の世界消費量にも満たない低水準であることを背景として、ファンドなど投機筋による根強い買いが相場を押し上げている。
とくに、LME在庫のうち2000トン近くをキャンセルワラントが占めているといわれる一方で、早急な新規プロジェクトの立ち上げが見当たらず、需給ひっ迫感が解消する可能性は少ない。
需要面では、地金相場高騰にもかかわらず、欧州を中心としたステンレス向け需要が好調を続けている。
国内定期相場は、世界同時株安や円高進行の影響を受けながらも、LME相場が連続的に最高値を更新するなど騰勢を維持している関係上、各限月が一代の高値水準に達しながらも、なお強基調を続ける公算大とみられる。
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