(2007年03月28日)
原油:NY市場、65ドルの高値を意識
石油市場の国際指標となるNY原油は、当面はバレル当たり60ドル割れの場面では、押し目買いが先行する下値切り上げ型となったようだ。
NY原油の中心限月は5月限に移行したが、陽線が並ぶ急激な上昇トレンドを見せており、現地26日には一時63ドル台と、テクニカル的な上値の抵抗線とみられた62ドル台を突き抜けたことから、今後は65ドルを目指す展開になりそうだ。
下値を支える強材料は米石油在庫である。米ガソリン需要は引き続き堅調。ガソリンの中心限月である4月限は、昨年8月以来となる高値であった。今週発表の米石油在庫統計では、ガソリン在庫の事前予想は230万バレル減と大きく、また製油所のトラブルも起こったなどから、注視される。
ここにきて、イラン核開発問題による地政学的リスクも浮上。同国が核開発を続ける方針に加え英海軍兵士を拘束するなど、今後も緊張感が高まれば、さらに急伸する場面もあり得る。
しばらくは、ガソリン在庫の動向を中心にしたファンダメンタルズ(需給要因)が焦点となる。地政学的リスクと米株価を織り交ぜながら、3月中旬の57ドル台を下値の抵抗線としながら上値を目指す展開になりそうだ。
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