(2007年03月29日)
灯油:中級もみ合い上放れ
石油製品の灯油は季節商品であることの特性を発揮して、来季の需要期となる10月限はキロリットル当たり1000円超の上ザヤで発会した。別掲の日足は期先のつなぎ足であることから、発会の際のサヤはそのまま日足上のマドになり、このようなケイ線の上からは上昇基調の相場が中段でのもみ合いを形成し、その後に上放れたことになる。
このように発会の際のサヤが日足の上ではマドになって、上放れたような格好になるのは限月ごとに需要背景が異なる商品では特段、珍しいものではない。
最近のNY原油にもこれと同じような現象がみられた。
それまでの中心限月であった4月限が限月落ちの際にバレル当たり56ドル台の安値を付けた直後、新しく中心限月になった5月限は難なく60ドル台の高値圏に回復した。限月落ち直前の段階で3ドル相当ものサヤがあったことによるものだ。
このような指標となるところのNY原油相場が、内外のガソリン、灯油を押し上げているもので、灯油の期先は来季の需要期に当たるとあって、上ザヤ傾向を強めたとみられる。
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