(2007年04月10日)
コーン:東京先限、目先の下値は2・6万円か
東京市場のコーン相場は、軒並みストップ高をつけるなど急伸する一方、輸入大豆は方向感の欠く足取り。米農務省の作付意向面積の発表も終わり、当面は米産地の天候とコーンの作付動向が焦点となるが、イースター(復活祭)連休明けのシカゴ相場がどのような動きを見せるのかに注目が集まるとみられる。国内は、コーン主導の相場展開が見込まれるが、天候次第で作付の動きに対して思惑が入ると、大豆も波乱含みとなりそうだ。
米農務省が3月30日に作付意向面積を発表したが、米大豆6714万エーカーの意向面積をベースに、農業観測会議で使用された収穫率98・43%、単収41・5ブッシェルで試算してみる。
すると、2007年の米大豆生産高は約27億4300万ブッシェルになり、07―08年度の需要量(農業観測会議予想)31億900万ブッシェルを3億6600万ブッシェル下回り、07―08年度の期末在庫は大幅に減少。最悪といわれたファンダメンタルズは大きく改善することになる。
しかし、4月の天候が良ければ、農家はコーンの作付を優先して、大豆にシフトすることは考えにくい。さらに、「作物保険で1(ブッシェル当たり)4ドルを上回る価格が保証されているコーンから大豆にそう簡単に作付をシフトするとは思えない」(アナリスト)と見る向きもある。
このように、現時点においてコーンから大豆に作付がシフトすると考えるのは時期尚早とみられ、当面は減反による需給改善期待の効果が出てくることを想定するのが自然とみられる。
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