(2007年04月13日)

国内ニッケル:なお高値波乱含み

国内ニッケル相場は、LME相場がイースター休場直前に現物トン当たり5万2000ドル台、先物4万9000ドル台突入と史上最高値を更新した後、急速な上昇に対する警戒感から上げ一服気配に転じているものの、需給環境に大きな変化がみられず、調整局面とみる向きが多いだけに、なお高値波乱含みが見込まれる。

LME先物は、過去に経験したことのない価格帯である4万ドル台乗せ後も連続的に史上最高値を更新するなど騰勢を持続、イースター休場前には現物5万2000ドル台、先物4万9000ドル台に到達した。

ただ、一方的な相場上昇に対し、警戒的な見方も出始めている。確かに需要面では、相場高騰にもかかわらず、欧州を中心としたステンレス向け需要が好調を続けているが、「青天井的な動きが何時までも続くのか」(市場筋)というもので、イースター連休明け後は利益確定売りが表面化した。

価格水準が最高値圏にあるだけに、相場見通しも微妙ながら、早急な大崩れは見込みにくいとの見方が一般的である。

国内定期相場は、海外市況が調整局面に入っているが、押し目形成後再度買い直される可能性があることに加え、内部要因面でも売り玉の因果玉化もあって、強基調を維持する公算大とみられる。

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