(2007年04月19日)

灯油:上値指向性を強める

石油製品の灯油は別掲の期先の足取りは日々のつなぎであることから、発会の際のサヤ(価格差)が人気料として加味されるとあって、上値指向性が強まる。

それも現在の期先は10月限で、来季の民生用需要期の序盤に当たることから、現在のようなサヤが形成されるのは当然といえよう。

これが灯油の季節習性であるし、商品特性といえよう。

このような先高のサヤ形態は限月が先に移行するにつれて強まることになり、これで真冬の限月が建ってくると上ザヤ傾向を一段と強めることが見込まれる。

今季の灯油の現物商戦を振り返ると、暖冬の影響で全国的に販売量が落ち込み、元売りは商戦途中で市況対策を行わざるを得なくなった。

例年に比べて灯油の出荷ペースが鈍化してしまい、例年なら3月にはガソリンに現物商戦の中心をシフトするところを、灯油在庫にスペースをとられてガソリンの商戦開始が遅れてしまった。

指標となるNY原油が上昇すれば、期先が先行してこれに追随するのは間違いなく、限月が先に移行するにつれて需要期の度合いも強まるとあれば、ケイ線的にはより上値を指向することになる。押し目買いであろう。

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